東京商工リサーチによると、2017年度の旅行業の倒産は26件、負債総額は29億1600万円だった。
件数は前年度比3・7%、負債総額は同86・4%それぞれ減少。ともに2年ぶりに前年度を下回った。
件数は過去20年で2015年度(25件)に次ぐ2番目に低い水準。
負債総額は前年度に「てるみくらぶ」と関連1社の大型倒産(負債合計185億1300万円)が発生したことで、前年度比で大きく減少。負債10億円以上の大型倒産はなかった。
ただ、1千万円以上5千万円未満の倒産が16件と前年度から倍増。小・零細規模の倒産が中心の傾向となっている。